「きく」が大事
日本語は難しい。
言葉の選び方ひとつで伝わり方が変わる。
ずっとそう思って気を付けていたが、それだけではないなぁと気づく。
ちょっとしたやり取りで過去のモヤモヤを思い出した。
私はセクション内で企画担当も兼務していた。
かつての上司はさらに上長に企画を説明するために私に細かく質問をしていた。
丁寧に理解をするため、また正しく次の人に伝えるために大切なこと。
なのになんだかモヤモヤしてたんだよな。
なんとなくなんだけど。
自分が「その先の人に正しく伝えるための」しっかりとした情報収集。
もちろんそれ自体は正しい。
だけど、なんていうのかその上司は「自分が困らないため」に質問しているように
私は受け止めてしまったようだ。そのように私には伝わってしまった。
「自分が役割を果たすために伝えること」が目的のような感じ。
もちろんそれも正しい。
けど、伝えること以前の目的を見失っていないかい?
一緒によりよくしようという気持ちで「聴いて」くれているように感じられなかった。
理解して伝えるのではなく、「伝えるという行為を滞りなく行う」。そんな感じ。
実は「聞く」「聴く」「訊く」=「きく」が大事。
大事なのは言葉選びだけではない。
「きく」姿勢や心もちは相手に伝わる可能性が高いようだ。
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