共存を考える(外国人②)

Thinking

日本語のリスキリング

「いつごろ財布を無くしたと気づかれましたか」。若手警察官にそう尋ねられたネパール人男性は、眉をひそめた。様子を見た警察官は数秒間考え込んだ後「いつないと分かりましたか」と言葉をひねり出した。男性の表情は和らぎ、時間を答えるようになった―。

「避難する」→「逃げる」 「やさしい日本語」岐阜県警が推進 外国人専門の係新設、署員らに研修 | 岐阜新聞Web (gifu-np.co.jp)

私たちが当たり前のように使っている言語。日本語。

いざ言い換えようとするとなかなか難しい。

これは相手が理解できるよう、相手への思いやりであることに違いはないが、

実は自分の為でもある。

コミュニケーションは双方で行うものだから、伝え⇔伝わるの繰り返し。

外国人就業者の日本側の受け入れ企業は相手へ日本語の習得を求める。

それは当然だが、こちら側も伝わる日本語を考えることを習慣化していきたいと思う。

技能実習生の監理団体から渡された「はたらくための日本語」というテキストが手元にある。

「(日本人向け)伝わる日本語」というテキストもあってもよいのではないかと最近よく思う。

(あるのかもしれませんが・・・)

言い換えの工夫は、外国人とのコミュニケーションだけでなく、

日本人同士でも誤解のないように伝え⇔伝わるためには大切。

もしかすると日本人の日本語のリスキリング時代に突入したのかもしれない。

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